FIREした元総合商社マンが教えるMBA式ライフシフトコーチング

キャリアと家族を守りながら投資家マインドを作るライフシフト・コーチング

【お勧め本】稼ぎ続ける力 ~「定年消滅」時代の新しい仕事論~

 

2040年、シンギュラリティの時代には日本人の3人に1人が65歳以上の高齢者。そんな時代に年金制度は益々悪化。これからは国や会社に自分の人生を依存せず、自分自身で稼ぐ力を身につけることが必須となる。そのための考え方や実践的なトレーニング方法まで記載ある、現在40代50代の人向けの実践の書。

 

この本の目次

 

第1章[近未来予測]2040年に「老後」は存在しない

第2章[思考改革]人生を「国任せ」にするな

第3章[実践編1]会社を実験台にして「稼ぐ力」を身につける

第4章[実践編2]”お金を生む”発想力を磨く

第5章[実践編3]稼げるビジネスはこれだ

第6章[終活編]稼いだお金は死ぬまでに使い果たそう

 

この本から学んだこと

  • 2040年の将来には高齢者が増加しており、またAIが人間の仕事を奪うこともあり、益々国や会社に依存できなくなる時代になる。先々を見通し、その上で自ら対策を考えることが重要との指摘でした。
    僕らは最早逃げ切れる世代ではないということを様々な調査情報から認識しなおすことが出来ました。事実がどうなっているかを知ることは将来の方向性を考える上で重要と思っています。

  • また、最近よく言われる早期退職のFIREを実践・維持できるのはごく一部と改めて思いました。人生80年時代から100年時代になり、更に老後が長くなりましたが、掛かる老後不安を解消するためには自分で稼ぐ力が必要であり、その力を身に付ける為には会社にいる間に挑戦しておくべきとして、具体的には40代から開始すれば1事業に3〜5年としても定年退職までの20年間で5〜6回挑戦できる、としています。そのためには仕事の3割はサボれとも。
    この辺、大前さんも経営者としての立場もあるでしょうが、会社務めのサラリーマンを対象に本音で実践的に言い切っている感じがします。非常に具体的で、何かに取り組みたいと切実に考えている人にとってはクリアなアクションに繋がるメッセージと思いました。

  • これからの時代を見通したときに、稼ぐために重要視されるのは、特殊技能や事業構想力である。具体的にはプログラミングやマーケティング・オートメーションといった特殊技能を身に付けるか、自身の事業構想を進めるために社長シミュレーション・トレーニング(RTOCS:RealTime Online CaseStudy)を毎週実施し、年間50本の事業構想を行うと良いとされています。BBT大学・大学院で大前さんも実践されていることです。掛かる思考訓練は継続的にやるか全くやらないかのどちらかであって、時々やるという習慣は持てない気がしています。私は「探究心」というものを大事にしていきたいと思っているのですが、要は探求したいと思えるかどうか。探求したいと思えば、放って於いても自ら取り組み出すものかと思いました。

  • 退職金については、手数料が高いファンドラップや初心者にはリスクが高すぎる不動産投資、仮想通貨などには手を出さない方が良い。あくまでも月15万年程度を目標に自分で稼ぐ力を磨き、投資するならエンジェルとして人に投資することを推奨されている。

  • 最後に終活としては、お金を使い切って死ぬ、後悔しない人生を過ごすとしている。この辺り「DIE WITH ZERO」本と共通、大いに共感するところです。

  • 自分自身のライフプランを描くことが重要で、やりたいことは20個以上を掲げて、若い内から実践することを推奨。また、「ライフプランにファイナンシャルプランを一致させる」ことが欧米では一般的であり、日本は遅れていると指摘されていますが、正にと共感するところです。

  • また、発想を広げる訓練が不十分な人については、ライフプランからではなく、反対に先にファイナンシャルプランをある程度強化しつつ、ライフプランを実現できる財力をある程度確保してから具体的で魅力的なライフプランを見直すという方法も場合によっては選択肢になると思った次第です。

  • 将来の資金不安を投資で稼ぐという投資家的な考え方もありますが、一方で、ライフシフトで言われる無形資産の活用ということも考えると、自分で稼ぐ力という事もは非常に大事になると思います。「会社に頼らず、自分自身の力で稼ぐ、その力試しを会社員でいる間に実行せよ」という大前さんの具体的な提言、大いに深堀りすべきものと思います。

 

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